INTERVIEW 04

膨大な情報を見極め、

ターゲットの心を射抜き、

熱狂を生みだす広報。

T.M.

コスパグループ株式会社
広報宣伝部
中途入社11年目

section 01

情報を工夫して伝える面白さに、
ハマりました。

以前はアパレルや雑貨のショップ店員をしていました。接客の楽しさを感じる一方で、昔から好きだったアニメや漫画、ゲームの仕事に挑戦したいという気持ちが強くなり、色々と探す中で出会ったのが今の会社です。広報は未知の分野でしたが、「未経験でアルバイトから始められる」という言葉に勇気をもらい応募を決意。当時、広報というとメディアに積極的に出るような華やかなイメージを持っていましたが、実際には表舞台に立つよりも、商品やイベント情報をわかりやすく発信する裏方的な役割が多いと知ったんです。それでも、文章を書く楽しさや、情報を工夫して伝える面白さに惹きつけられ、どんどんのめり込んでいきました。現在は、メーカーとしての商品情報やグループ会社のイベント情報の発信を中心に、イベント会場や店舗での取材対応やコラボ企画のサポートなど幅広く担当しています。社内でまとまっている情報を、いかにお客様にわかりやすく、そしていかに面白がってもらえるように伝えるか。大変ですが、まさにそこに広報の醍醐味があると実感しています。

section 02

発信する情報には、 書き手の想いが反映される。

情報発信をする際に心がけているのは、ファンとともに楽しむ姿勢。楽しみながら発信している人の文章って読んでいてワクワクしますし、そういった熱意は読んでいる側にも自然と伝わります。だからこそ、ファンに寄り添いながらも作品側の意図をしっかり考慮して、双方をつなぐ橋渡しの役割を意識しています。困難な状況すらも楽しむ。まるでRPGのレベル上げのような感覚でやっていますね(笑)。年間約3,000点ものアイテムがリリースされる中で、重要なのは情報整理と優先順位の見極め。どの情報を強調し、どのデザインや表現がターゲットに響くかを考え抜く。その過程にやりがいを感じます。印象に残っているのは『ガールズバンドクライ』の関連商品を広報した時のこと。キャラクターが着用している法被を裏地までこだわり抜いて再現した商品を発表しました。他社も同様の商品を出していましたが、裏地までこだわったのは当社だけ。この情報を発信したところ多くの反響があって。2024年冬のコミケで先行販売、また、会場で私も着用していたのですが、現物を見に多くのファンが訪れてくれて。とても感慨深かったです。

section 03

商品企画じゃなくても、 アイデアを発信するのは自由です。

この仕事の魅力は、好きな作品やアニメ、漫画、ゲームに身近に触れながら働けること。日々新しい商品や企画が立ち上がり、そのアイデアが実際に商品化される瞬間に立ち会うことができるのは、この仕事ならではのやりがいです。また、広報としても「こんな商品を出したら面白そうじゃない?」と提案することで、そのアイデアが形になることもあります。例えば『グランブルーファンタジー』の商品化に携わった際、定番商品の「つままれシリーズ」にどのキャラクターを取り入れるかや「ルリアとアーミラ」ネタでお皿などを提案。それが見事に採用され、商品化されたときは本当に嬉しかったです。同じフロアで働くメンバーと、気軽にアイデアを共有できる関係で、「いいアイデアを思いついた!」なんてフランクに声をかけ合います。それぞれが好きなキャラクターへの愛を持っていて、その情熱が自然とアイデアに反映され、商品の魅力がより一層高まるんです。その結果、アイデア交換の中で生まれる商品はどれも魅力的で、全員でつくり上げる感覚がたまりません。この自由で柔軟な環境が楽しんで働ける理由です。

- Special contents -

私の推しは『マクロスF』のシェリル・ノームです。「私の歌を聴け」という堂々とした登場が印象的でありながら、物語が進む中で弱さを抱え、それを乗り越えていく姿に惹かれました。また『ふしぎの海のナディア』のナディアも推し。さまざまな葛藤や危機を乗り越え、成長していく彼女の姿に強く心を打たれました。どちらのキャラクターも弱い部分を乗り越えていくという生き方が純粋にかっこいいなと。広報の仕事でも、困難にも諦めずに立ち向かい、ファンの心を鷲掴みするメッセージを追求していきたい。推しの姿勢が、私自身の仕事への姿勢にも影響を与えているのかもしれません。